アバウト還暦で500万からの資産運用

アバウト還暦が500万から資産運用を始めました

日本株に中期的な売りサインが点灯中

 

TOPIXは月足にも調整のサインが点灯した

上記の表は週刊エコノミスト2022年5月3日号に掲載された市岡繁男氏の寄稿文に使用された表である。

 

少々わかりにくいがTOPIXの月足とMACD(マックディー:移動平均収束拡散手法)が折れ線で記載されている。

 

表の中のオレンジの線が売りサインが点灯した時、水色が買いサインが点灯した時である。

 

売りサイン、買いサインともに10年間で3~4回点灯することが分かる。

 

売りサインについては前回は2018年、前々回は2015年、そして今回は2022年、つまり今年に入ってから点灯しているわけだ。

 

 

売りサインが点灯した時の勝敗はグラフの中の〇(勝)✕(負)で表されているが、1985年以降は7勝1敗1分けとかなり信頼できる。

 

(一方で買いサインも8勝1敗となっている)

 

中期的というのは短くとも1年以上、長ければ2~3年ということであるから、やはり今年の日本株は買ってはならないという結論になりそうである。

 

 

 

現在の資産運用の環境について

現在の資産運用の環境についどのように認識しているかです。

 

やはり資産運用の中心は何と言っても株式なので

 

株式相場の状況についてどう考えるかを述べましょう。

 

まず経済の流れは10年くらいの周期で動いていると言われています。

 

(経済用語ではこれを中期の景気循環=ジュグラー循環と呼んでいます)

 

その過程を私流に書くならば、およそ次のようになります。

 

①不況のどん底から、金融緩和によってようやく景気が底から脱する、明るい気配が見え始める。

 

②景気が回復し始め、金融緩和を追いかけるように、企業の業績も底を脱して増収増益が始まる

 

③雇用も回復し始め、失業率が低下し賃金も増え始める。企業の増収増益も続く

 

④物価の上昇が目立ち始める。このため金融緩和は終了し、引き締めの方向へと舵が切られる。

 

⑤ずっと続いていた企業の増収増益も終わり、目立った物価の上昇も一段落し、景気に天井のサインが点灯し始める。

 

⑥企業の減収減益が目立つようになり、失業率も上昇し雇用にも影が出るなど、不況が明らかになり始める。

 

株式相場もおよそ10年を周期とするこの景気循環に大きな影響を受けるわけで、

 

一般的に資産運用を考える人にとって、10年は最も重要なサイクルでしょう。

 

そしてまさに今の日本は①~④までのどのフェーズにいるかですが、

 

これも私流に解釈するなら④~⑤のフェーズにいると言えるでしょう。

 

日本では物価上昇とか金融引き締めと言った、④のフェーズの特徴が見えにくいですが

 

アメリカの状況はまさに④の特徴がそのまま出ている形になっています。

 

株式相場の天井や底と、景気の天井や底と時期が一致するとは限りません。

 

しかし、株式相場は「常に景気の先を読んで動く」と言われているので、

 

景気が天井を付ける前に相場の下落が始まることが多く

 

10年周期での相場の下落が始まるとそれは通常2~3年は続きます。

 

例えば

 

1990年の日本のバブル崩壊、2000年のアメリカのITバブル崩壊

 

2007年のリーマンショック

 

いずれも相場の天井から底まで2~3年がかかっているわけです。

 

もし今回同じようなことがすでに起きている、もしくは近い将来に起きるとすると、

 

それはコロナバブル崩壊相場として人々の記憶に刻まれることでしょう。

 

本来は10年周期で起きる大きな下落相場が2007年のリーマンショック以降

 

15年間も起きていないのも気になるところです。

 

 

今までの資産運用について

今まで10年ほど資産運用に関心をもって

 

研究したりいろいろな手法を試したりしていました

 

しかしながらご多分にもれず結果は失敗の連続で

 

気が付いたら退職までに倹約して貯めていた投資資金のうち

 

2000万くらいが泡と消えてしまい

 

手元に残ったのは400万ほどになっていました

 

そこから約2年間米国株を中心に取引を行い

 

現在はやっと500万までに回復したところです

 

目標は失敗の連続で失った2000万を取り戻すことですが

 

資産運用は「相場」という変幻自在の相手と向き合うことですから

 

あせらずあきらめずに続けていきたいと思っています。

2022年6月現在の資産運用状況

まずは手始めに現在の資産運用状況からです。

 

総額500万のうち

 

普通預金口座 300万

 

②ミニ日経平均先物 証拠金 100万万

 9月限売建て 1枚  含み損益+7万

 

③銀ETF 50万

   1542純銀信託     含み損益ー1万

 

 小麦ETF 50万

 1695WT小麦      含み損益ー1万5千

 

トータルでの含み損益は+4万5千になっています。